なるべく実物に近い形にしようと、主翼を製作中です。(2007.5.1)
胴体とCAD図面を印刷していっしょに置いたところです。実物のように翼端の厚みを付け根より薄くしました。これも製作時に面倒なことが増えている要因です。
図面を1.5mm厚のバルサ板に貼り付けてから、線に沿ってリブを切り出します。ドリルとリューターで穴をあけて整形してあります。空気抜き用と気持ち程度の軽量化のためです。縦線は図面に印刷された3mm幅スパーの位置です。
曲線部の切り出しにつかっているカッターです。カッティングマットは100円ショップで売っていました。
3mmx3mmのスパーは、3mm厚バルサ板から切り出して作ります。写真は6mmx3mmのフロントスパーを切り出しているところです。長い定規も100円ショップで購入したものです。最近の100円ショップは、いろんな物を安く売っているので、大分助かっています。
仮組みしたところです。リブにスパーが通る3mmx3mmの部分は、カッターで切り落としておきます。ほんの少し3mmよりも小さめに切り落としておくと、スパーを組むときに”キュッ”と気持ちよくはまります。ほんの少しというのが難しいのですが、0.1〜0.2mmといった感じだと思います。切り落としが大きめだと位置が決まらず接着も弱くなってしまいます。
上半角が主翼の途中からつくので、3分割にしました。(実物に合わせようとしていますが、このためにまた構造で悩むことになりました)
仮組みを一度バラして、紙を剥がします。TOMBOのピットマルチ2という、乾く前に貼れば強力接着のり、乾いてから貼れば貼ってはがせるのり、というのを使っています。
リブの両面にサンドペーパーを軽くかけました。フィルムを貼ったら見えなくなるところなので別にやらなくてもよいのですが、きれいになって気持ちが良いです。丸穴の部分は、4枚のリブをまとめてリューターで削っているときに、摩擦熱で少し焦げたので黒っぽくなっています。削った直後はリューターのビットはものすごい高熱となっていますので、触らないようにしましょう。(間違って触るとやけどします。)
サンディングボードは、板材の両面に120番と240番の耐水ペーパーをスプレーのり77で貼り付けてあります。
スパーを図面上にマスキングテープで固定して、リブを図面の位置に合わせて仮組みし、瞬間接着剤で固定していきます。
リブが図面に対して垂直になるように注意します。
いつも使っている瞬間接着剤です。100円ショップで購入しています。
フロントスパー、エルロンを付ける部分は、寸法に合わせてリブを切っておきます。
主翼の3つの部分の骨組みができました。この後、プランクして上半角をつけて3つを接続する作業が待っています。
主翼左右部を中央部に上半角を付けて接続するパーツです。ベニヤを切り出して作ります。
底面に1.5mm厚のバルサでプランクしました。
中央部と両側の接続部です。 中央部の外側だけ、リブを2枚重ねにしました。 二つ空いている穴は、ベニヤのパーツを通すためです。
ベニヤのパーツです。これを中央部にはめ込み、両側の翼に上半角をもたせてあげます。
中央部にはめ込んだところです。
中央部と片側の翼を仮止めしたところです。
両側を仮止めしたところです。まだ接着はしていません。
引き込み脚をどのように搭載するか、考えています。
だいたいの場所を決めて、搭載位置を主翼に書き写しました。大分現物合わせになってきています。 リンケージは苦手な工程なので、進むのもゆっくりになってしまいます。
底面に開ける穴の形をCADで印刷しました。 下側の二つは、タイヤとのクリアランスが、2mm。上側の二つは、3mmにしたものです。
仮置きしたところです。プリンタとCADのおかげで、大分作業が楽になっています。
穴開けは、おおざっぱにカッターで切り落としておいてから、ルーターで整形します。
こんな感じになりました。クリアランスは2mmの方を選んでいます。
引き込んだ時にタイヤを翼内部に隠す為に、8mmの台の上に引き込みユニットを取り付けました。 手持ちの材料に8mm厚のバルサがなかったので、10mm厚の板を削って作っています。 上半角をつけるためのパーツも、接着してあります。 穴を開けた部分の補強は、まだです。
拡大したところです。まだネジは仮止めです。
脚を下ろしたところです。スムーズに脚の上げ下ろしができることを確認します。
横から見たところです。重心位置より後ろ側にタイヤがくるようにしています。 これ以上後ろに下げると、引き込みユニットの上側が翼の上面からはみだしてしまうので、 ぎりぎりのところです。
前から見たところです。
脚を上げたところを翼の底面側から見たところです。 バルサの表面から突起粒が出ないように、皿ネジを使っています。
タイヤ本体は翼の中に隠れています。
胴体と主翼を合わせてみました。おー、なかなか良いではないですか!
完成したときの様子を思い浮かべると、少しでも早く作り上げようと思うようになります。
引き込み脚用のサーボの取り付け位置です。少しやわいので、改良予定です。
タイヤハウスを1mmバルサで作りました。ここら辺はほとんど現物合わせです。
こんな感じになりました。
引き込み脚ユニットを仮止めしてみたところです。
先ほど改良予定と書いておいた、リンケージ固定用のパーツです。 直径3mm、内径たぶん1.5mmのアルミパイプに、1.7mmのタップを立ててネジを切ってあります。 真ん中付近に、リンケージロッドが通る穴を開けてあります。
これを1.2mm厚のベニヤで作ったサーボホーンに固定します。
サーボの軸から11.5mmの位置にリンケージ固定パーツが位置するようになりました。
今までは、9.5mmだったので、2mmの延長になっています。
サーボが90°回転するときのストロークは、11.5mm x sin(45°) x 2 = 16.26mmとなります。
リンケージ固定パーツをネジ止めしていたら、ネジ山が削れて無くなってしまいました。 アルミパイプの内径が1.8mmほどあったようで、ネジ山がもともと薄かったようです。 この部分は、考え直さないとならなくなってしまいました。
完成した姿に近くなるように、脚を出した状態で仮止めをしてみました。 なかなか良いです。ただ、このペースだと、完成は来年になりそうです。
削れてしまったリンケージ固定パーツを作り直しました。 4mmφのアルミ棒に、1.6mmφの穴をドリルで開けてから、2.0タップでネジを切っています。 今度は、きっちりネジを締めても大丈夫でした。
引き込み脚をネジ止めして、サーボとリンケージしたところです。 脚を引き込んだ状態と、出した状態です。 左側のリンケージのピアノ線が、サーボ回転途中に若干翼の上側にはみ出してしまいます。 少し曲げる角度を調整しないとなりません。ピアノ線自体も、直角に曲げた部分が弱くて たわんでしまうので、ここも補強してガイドもつけたほうが良さそうです。
リンケージの補強と、曲げ角度の調整をしました。直角分を1.5mm厚バルサではさんで 接着しています。これで、ピアノ線がたわまなくなりました。翼の上側のはみ出しも 無くなっています。サーボの部分はどうしても翼からはみ出ますが、ここは胴体で 隠れるので問題無しです。
前脚の引き込み用サーボです。 Y次のケーブルで主翼部の引き込みサーボと同じ量だけ動かすので、 ストロークの調整をサーボホーンで行うようにしました。1.5mm厚の ベニヤで作った延長ホーンを、元のサーボホーンにネジ止めしています。 サーボの耳をアルミ板で作ってあるのですが、これはもともとの耳が折れてしまったので 修理したものです。