感度の調整を行えば、なんとかローターの回転が測れそうです。
曇り空の下で、ピッチをつけないように設定してローターの回転を
上げていくと、あっという間に2000回転を超えました。
実際のピッチ設定で浮かび上がるタイミングの回転数を測るには
少し工夫が必要です。
スキッドに棒を渡して、その棒で浮き上がるのを押さえておく方法が
あると聞きました。
今度試してみようと思います。
それにしても、7SEGの表示が見にくいので、これはなんとかしたいです。
使い捨てカメラのレンズをつけ、さらにフォトトランジスタの裏側からの 光の回り込みも遮断しました。 黒い筒は、古くなった筆ペンを切ったもの。裏側の回りこみ対策は、厚紙を 黒マジックで塗りつぶして黒のホットボンドで固めました。 昼間の日なたや日陰、夕方の屋内、蛍光灯下、といろいろ条件を変えて フォトトランジスタの出力を調べていたのですが、相当出力電圧に差がでます。 市販品のように、ローターにセンサーを向けるだけでどんな条件でも 回転を測れるようにしたかったのですが、断念しました。
その結果は、モードの切り替えのスイッチだらけ。
左はフォトトランジスタ側の写真です。上から、センサー前面のレンズ、赤色LED、
フォトトランジスタ出力ストレート・Tr1段増幅の切り替えスイッチ です。
右は反対側の写真です。上から、感度調整VOL(まだつまみがついていないです)、
主電源スイッチ、LED発光ON/OFFスイッチ です。
日なたでは、LEDはOFF、フォトトランジスタ出力ストレート、感度調整VOLはMIN位置で、
ローターを認識してくれそうです。
これが夕方になると、LED ON、Tr1段増幅、感度調整最大にしないと、うまく検出ができません。
なかなか難しいです。
最初の数秒で、自動的に出力の上限と下限を見つけて、その中間値を検出するような
アルゴリズムにすれば、スイッチを減らせるかもしれません。
これはアイデアだけです。
正面から見た写真です。日なたでの7SEGの視認性の悪さは、相変わらずです。 まだ、実際にローターの回転は測っていないので、うまい具合に測定できるかどうか、わかりません。
回路図です。 水魚堂というページの フリーの回路図エディタを使って書きました。 回路図ファイルはこちらです。
回転計用に使えそうなレンズを調達しました。
使い捨てカメラを分解すると、凸レンズが二つとれます。
それぞれの焦点距離を測ってみました。
ファインダー側の四角のレンズは、約33mm。
メインレンズは、約20mmでした。
フォトトランジスタから焦点距離だけ離れたところにレンズをつければ、
反射光の集光がうまくいくのではないかと考えています。
分解していて気がついたのですが、このカメラはネジを一本も使っていません。
筐体は全てパッチン留め。内部の基板やレンズ、シャッター機構全てパッチンで留めています。
基板は片面パターン、ストロボONスイッチは金属バネ。
シャッター機構と巻き上げ機構のところにバネ。
限界まで安く作っているようです。すごい。
【注意】フラッシュ付の使い捨てカメラは内部に数百ボルトの高電圧に
なる箇所があります。間違ってさわってしまうと感電して、大きな衝撃を受けます。
不用意にこのような分解をすることはやめましょう。
作った回転計でローターの回転数がいくつくらいなのかを調べようと したのですが、屋外では使えないことが判明しました。 まず、LEDの表示がほとんど見えません。もっと輝度を上げないとだめそうです。 もう一つ、外の明るさは屋内とは比べ物にならないくらい明るくて フォトトランジスタがほとんど超高輝度LEDの反射光を受けられていない 様子です。 Mさんの持っている既製品を見せてもらったところ、受講部はレンズが 取り付けてあり、センサーはどうもCdsセルのようでした。 ただ、Cdsセルは一般的に応答速度が遅いとされているので、違う 部品かもしれません。 回転計のセンサー部は構想を練り直しです。
2007/12/22回転計(タコメーター)を作りました。 参考にしたのは、 ここです。 カソードコモンの7segの代わりにアノードコモンを使っているので、回路の一部と プログラムの一部を変更しています。 参考ページは旋盤の回転数を計測するので1周につき1回のパルスでしたが、 ローターやプロペラの回転数を測りたかったので1周につき2回のパルスで rpmを出すようにしました。(表示する直前にrpmを2で割っただけ) フォトトランジスタTPS603A(東芝製)の出力をトランジスタのベースに入れて その出力をPICに入れるようにしました。超高輝度タイプ赤色の発光ダイオードを 光らせて、その反射をフォトトランジスタで受けるようにしました。 室内でのテストでは、ローターの白い部分に光を当てると5cmくらいの距離でも 測定ができているようです。 (数値が正しいかどうか、他の回転計と比較してみないとわかりません。) ローターの黒い部分は反射が弱いらしく、回転計の数値がでたらめでした。 ケースはGWSの受信機が入っていた箱です。穴あけのときにドリルの力がおかしな 具合にかかって、少しひび割れてしまいました。 電源は006Pの出力をレギュレータで5Vにして使っています。 コネクタを追加してつけておけば、2cellのLipoでも良いかもしれません。